システム導入のためのプロジェクトの準備段階です。
準備フェーズに実施する内容としては、プロジェクト体制の構築、システム、ベンダーの選定、プロジェクト全体の概算見積もりなどプロジェクト全体に影響する様々な内容があります。
この段階の成果がこの後のプロジェクト全体の成否を決めると言っても過言ではありません。
特に会社で初めてシステムを導入する場合などは、準備段階で何をしたら良いかが分からずに、時間ばかり経過し、進まないなどの状態に入りかねません。
準備段階でやることを整理し、計画的に進めることが必要です。
準備段階で実施する内容としては、以下のような項目があります。
- プロジェクト体制の構築
- 世の中の情報の収集
- 現状調査、将来像の明確化(As-Is、To-Be)
- 課題の明確化
- システム選定
- ベンダ選定
- プロジェクト全体の見積もり
これらの項目は別途ご説明ます。
ポイント!
準備段階のポイントは「いかに人をうまく巻き込むか」です。
プロジェクトは一人ではできません。
多くの協力者を集め、上司、会社を説得し、ベンダー決めやっとプロジェクト体制が出来上がります。
そして、大きな仕事として、導入するシステムを決めなければなりません。
世の中に数あるシステムの中から、会社の業務改革を進めるのにマッチしたシステムを探すことは大変です。
そう簡単には見つかりませんよね。
そのような活動を支えてくれるのは人であり、多くの人の協力があって、初めて成り立ちます。
そのためにはいかに人をうまく巻き込むか、協力を得るかが大事です。
周りの人を巻き込み、協力を得るためには、まずはあなたが先頭に立って動きましょう!
体制を作るのを他人任せにしてはいけません。
私は人は行動する人に付いてくると思っています。
「ここの説得は○○君に任せて」と、人任せにしてはいけません。
プロジェクト発足当時、プロジェクトの明確な目的を持っているのはあなただけです。
あなたが相手を説得しない限り、動きません。
プロジェクト発足当初、体制を作る段階では、自分で動きましょう。
相手のところに出向き、相手と直接話し、説得しましょう。
あなたが、どれだけ動いたかが、体制を作る鍵です。
まとめ
ここではプロジェクト体制を構築する準備フェーズに取り組む心構えを書きました。
プロジェクト体制を作るためには先ずは「自分で動け」です。
人任せにしては良いプロジェクト体制はできません。
是非心がけてください。